16世紀におこったヨーロッパの宗教改革に対応してカトリックの教会が提案した純金銀で聖人の聖遺物を飾る様々なテクニック(クロスターアルバイテン)が存在します。この基本技術を使ってリビエールでは現代に通用する新しいドライフラワーのデザインを紹介しています。それがシェーネアルバイテンです。
今回はこの反宗教改革の時代に生きたイタリアの画家 カラバッジオの静物画を参考にして作品を作ります。彼の生きた時代(1571〜1610年)は、トリエント宗教会議(1545〜63年)で教会改革が唱えられたもののカトリックとプロテスタントの対立が激化する時代でした。それはまさに『クロスターアルバイテン』が必要とされた時代でした。これまでの宗教画から一転して静物画を描いた彼の作品は、ルネッサンス期だけでなくその後の絵画史に一石を投じるものといわれています。彼から学んだ構図からあなたの果物かごを制作してみましょう。
彼は光と影そしてドラマティックな場面を描いた画家でもありました。人生そのものがドラマティックでした。多くの興味をひきつける彼の作品の中でも静物画(果物かご)は私達に謎を与える絵画の1つでもあります。シェーネアルバイテンでこの作品を描いてみましょう。伸びる枝の謎 光と影のフルーツを絵の中で表現します。
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