受講者より |
木嶋先生から |
今回は完成したというか、まだ迷っているというか、いつもより難しく感じました。 |
なかなかの力作でしたね。苦戦とは見えず・・・・ 最終の基本となると ドラートのテクニックというよりも 作品へのこだわり に変わってきます。
ミニ額の最終目標は ここなんです・・・・ つまり 最初はどうしても金属細工のテクニックに夢中になりますが 作品を作っていくうちに どのようにそのテクニックを使って自分の作りたい世界を表現するかが重要になっていきます。
これからは 基本テクニックを組み合わせたり 土台に変化を付けたり 色を加える課題に挑戦したりとまだまだ シェーネアルバイテンの世界は続きますが それは全て 自己表現のための手段にしかなりません。
まずは何を作りたいのかを決めて ドラートと植物を組み合わせた新しい世界へと発展させていってください。
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デフォルメされたエンジェルの羽の表現 テキスト1枚目の完成写真と製作過程での写真では、羽の付いている角度が違って見えます。
★前者は羽の付け根が上向きでこんもりと肩の上まで羽が見えるタイプ。よく絵画で見かけます。
★後者は羽が横広がりで、空を飛んでいるイメージがあります。
私は前者の方がエンジェルらしくて好みなのですが、木々の上空を飛んでいる場面ですし、ほぼ完成してから気がつきましたので横広がりにしています。前者に変えてみたい気もします。 |
羽の付け方と傾きで様々な表情がでます。どのタイプも好みで選んでください。今回で最終のミニ額になるので いままでのようにテキストと全く同じタイプを強制していません。それが反対に難しかったようですね。このデフォルメされた天使はいろいろ作ってみる価値ありです。天使にもいろんなタイプがいますから・・・ |
2種類の光線の入れ方
エンジェルから放たれる光をイメージすればよいのでしょうか。天空のラインは雲の間から覗く光のことでしょうか。”天使の梯子”のような・・・ 天空ということで額の上部側面を意識していれてみたのですが・・・
テキストには「上部に2本、下部に3本配置する」とだけありましたので自分で色々とイメージしたのですが、表現しきれませんでした。 |
光線 天空はそれぞれのイメージで表現してください。雨上がりの秋の空は雲の隙間から光が射して美しい色あいが見えますよね。私のイメージはそのタイプです。虹であったり 天使が下りて来るかのような光線であったり夕方の空の色を描いてみてください。 |
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気になった部分としては・・・
ダブルリーフの羽は中央のビーズの部分を盛り上がらせるように張らせると羽に膨らみがでます。もし表情をつけるならダブルリーフの羽も正面だけでなく少し斜に構えたのもあっても良いのかな。微妙な羽をイメージしています。 |
シェーネアルバイテンの通信基礎はこれで終了となります。最終は 基礎のまとめ とアクセサリーとしての扱い方です。
その後は カラヴァチオの額 他様々な作品をタイムリーに通信で紹介していきます。
講師養成に進まれても良いしそのまま 通信として作品作りをされても良いし 両方でも良いし 考えてみてください。 |