受講者より |
木嶋先生から |
聖杯が完成しましたので、添削お願いいたします。 |
早速の完成写真ありがとうございました。
すっきりと清楚な雰囲気がでて聖杯らしい静かな世界に仕上がっていますね。完成度の高い作品になって嬉しいです。
今回のミニ額のテーマは植物の融合です。スターアニス ソリダコの必然性をご理解いただけたでしょうか?スターアニスで盛り上がった部分はソリダコの盛り上がりと一緒になって不自然に立ち上がらすにタイトル紙に包まれ自然に十字架の平面的な部分へと着地します。この高さの変化(180度の展開)が表現されるのがこの作品の狙いになっています。 |
今回は、ラーンドラートの扱い方が とても興味深かったです。今までのブリオンやプロンベンの扱い方とはまったく違って、ワイヤーや編み棒を支えにして形作る作業がとても新鮮でした。こういった方法を使えば、色々なことができるのでは・・・などと、一人勝手にワクワクしています。
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今回の聖杯はラーンドラートの扱いに特徴があります。更にユリの文様を立体的に組む事でスターアニスの立ち上がりにおのずと違和感がなくなります。このようにシェーネアルバイテンは植物を組み合わせて立体的な表現が可能となっていきます。もしスターアニスをあてがわなければこの作品は平面的なものになってしまいます。そういう意味でスターアニスをレース編みにあてがう必要性があります。 |
難しく感じたのは、意外にも最後のペチコート、レンティル豆でした。「アンバランスに貼って全体で微妙なバランスが生まれるように」そう思いながら夢中でやっていると、いつの間にか水玉模様に・・・入れるところには幾つかまとめて入れ、空けるところはしっかり空ける。そんな感じで入れてみました。あとは、もう少し全体を傾けてもよかったかなと思いました。
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確かにレンズ豆 ペチコートの勢いが欲しいと思いました。十字架の下あたり ソリダコの脇あたりにも数粒入れてみてください。弾けた泡は上部に上がった後 横に広がり(ソリダコ当たり)そしてポツン ポツンと落ちるのではないでしょうか?中心軸に集まり過ぎかもしれません。
聖杯 ユリ 十字架はまっすぐにシンメトリーで良いのですがその分ソリダコと豆で動きを表現することができます。この動きの強弱が作品にメリハリを出すことができます。 |