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カラヴァチオの額

通信受講者から送られた写真・コメントを見て、木嶋先生が書かれた指導内容。

このカラヴァチオのフルーツ画はマスターピースから　その構造　明暗の対比　意外な枝の存在がテーマになっています。ｼｪｰﾈｱﾙﾊﾞｲﾃﾝで作るバスケットはとても丁寧にできていますね。一方ブドウの存在がわかりにくいのが残念です。ブドウと他の木の実との高さを変えてみてください。高低差をつけることでそれぞれが一緒に並ばなくなります。

マットの飾りとなっているループ交差は2本の根元がV字又はL字に重なっている方がﾃﾞｻﾞｲﾝが締まります。　中の絵画を引き立てる上でもマットの存在は大切な要因。きっちりと角を閉じて　中の作品が浮きだつようにしましょう。

ｼｪｰﾈｱﾙﾊﾞｲﾃﾝは金銀の細工だけではなく植物との融合によって味わいができてきます。このカラヴァチオの額はドライ素材が生きる作品。純金銀のドラートが明　木の実が暗として明暗をはっきり出すとカラヴァチオらしい作品に近づきます。

お写真お送りいただきましてありがとうございました。
通信教育をしていて色々なご要望にお答えすることができるのは嬉しい限りです・・・・

木嶋　眞理子