全体的には程よくまとまっていました。
ただなんとなく作品の勢いが欠けているような感じがいたしました。木の実の方向は出来ているのですが 密な部分 すっきりとした部分の強弱 リズムが必要。
ポイント部分では 木の実を重ねるように配置すると盛り上がりのあるリズミカルな作品になります。
更に白の花材の配置にも注意すると良いでしょう。左右に振って配置されてはいますが 中心ラインに白がないので散ったような印象になってしまいました。
作品の中心ラインに白が入ると 1本芯の通った作品となるでしょう。白はその部分が空洞になるような効果があります。
ですから左右中心に振ることが大切です。このプラークはガーランド(1本の枝)のように作品をまとめることがポイントです。
中心に軸(枝又は 幹)があるように見せます。更に花材の方向に注意しながら 盛り上がりを上部 中央 下部に それぞれ花材の距離感 密度で表現します。
飽きのこない 落ち着いた作品です。
木の実の様々な形や色も楽しめるリビエールでは人気の作品の一つ。長く飾って楽しんでください。 |