リビエールギャラリー(426)

リビエールのドライフラワーデザインは、
欧州花の文化・デザイン研究会のリサーチを通して創造された
オリジナルデザインです。

通信教育

通信受講者から送られた写真・コメントを見て、木嶋先生が書かれた指導内容。

花の宝石箱

 今回 花の宝石箱のテーマは フラワーデザインとしては 水平線ラインのホリゾンタルをイメージしています。ベースに花材を挿してホリゾンタルをデザインすれば簡単な作業でした。ただ それだとどうしてもドライフラワーのステムの固さがでてしまいます。その為に面倒でしたがビーズガーランドやしなやかなドライフラワー(ストーベ)をベースにして巻きつけるフェストゥーン(ガーランド)を作成していただきました。さらに小さな花束をワイヤーでまとめることで1本づつ作業するよりも変化のあるパーツをフェストゥーンに加えることができます。ストーベ はプリザーブド加工されているので曲げることができこのような別の花材を細いゴールドワイヤー#31で巻きつけても折れる事のない便利な花材です。プリザーブド加工のドライフラワーをこのように土台にしてガーランドを作成することができます。
 花の宝石箱を大きな器の蓋にアレンジすれば確かに簡単です。しかしホリゾンタルデザインを今回のようにシュガーポットのハンドル部分に留めるというアクロバット的な技もドライフラワーなら可能という初の挑戦でした。リビエールの教室ではホリゾンタルデザインを様々な場面に生かすような指導をしています。
 プリザーブド加工されていないスターフラワーや野バラの実 は確かにワイヤーを回しかける際折れやすかったと思います。もちろん貼っていただいてもかまいません。折れないようにするには若干ステムを長めにしておけば何とかワイヤーを回し掛ける事が出来るでしょう。

最後に付け加えるとしたらリボンのからめ方でしょうか。ホリゾンタルデザインなので先端は細く 次第に大きなうねりを作ります。ビーズ付きのリボンなのでビーズが途中で邪魔してしまったかもしれません。リボンのうねりを横に広げずに大きなうねりで変化をつけると更に軽やかさがでるでしょう。 タチカズラやミニトータムフラワーのステムを使ってホリゾンタルデザインの盛り上がりを作成しているところは上手な扱い方でした。 

上から写した写真などを拝見すると本当に美しいホリゾンタルデザインができているのが見えています。この写真の撮り方など良い見方だと思います。器にもフィットして 更にホリゾンタルの中央ラインの盛り上がりも 見事に写し出されています。  
作品を様々な角度から見ることでデザインの
幅が広がり新しいデザインの可能性が生まれるはず。 リビエールでは このような発想をドライフラワーの レッスンの中でお伝えしています。是非これからも
自由なデザインの発見をしていただきたいと思っております。  

お写真お送りいただきましてありがとうございました。
通信教育をしていて色々なご要望にお答えすることができるのは嬉しい限りです・・・・

木嶋 眞理子

デザインの帰属権は、(有)RIVIEREにあり
商業目的に使用することは、禁じられております。

フラワーデザイングループ
 リビエール

住所:180−0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1−11−30ダイアパレス吉祥寺 
413(事務所) 414(教室)
п@ :0422−22−1773   Fax    :0422−20−5273
メール:riviere@world.email.ne.jp