美しい球に仕上がって感心しました。様々な大きさ 色 形を一つの球の中に混在させるのは意外と難しいところですが テキストの順で挿していくとほぼ 良い形になります。
白の入れ方シルバーやゴールド゙の入れ方には特に注意が必要です。・・・・
作品の中で色が分断されないよう色のつながりを考えるのはリビエールの作品の特徴かもしれません。
さて今回の布花弁の扱い方 これも大変よくできていました。膨らみをもたせて途中うねりをつけるとこのように毛足のある素材は陰影がでて効果的です。玉虫色や光沢のある素材をほんの少し使うことで上品な華やかさを出すことがきるのです。・・・・
更に上手に入れられていると感心したのは 縦型 横型に布花弁を配置しているところです。
オーストリア ザルツブルクを旅行されるとこのような ボールや香辛料で作った花をいたるところで見ることができます。色は赤 ピンク ブルー と艶やかな色でまとめられています。現地の青い光の中で見ると本当に美しい色合いです。ただこの色をそのまま日本に持ってくるとやはり 浮いてしまいがち。日本には日本で似合う色というのがやはり存在しているのかもしれませんね。落ち着いた色あいでまとめるとその自然な雰囲気が私達の暮らしの中にとっても良くマッチしてくるのが不思議です。
ダークトーンの色合いに少しのゴールドを加えて華やかさをプラス。地味と派手が共存するのがリビエールの色あわせの特徴かもしれません。ラスカスの色もかなりダークトーンの緑を使っています。この緑もドライフラワーでは着色の色になりますがこの色はオーストリアから特別に送ってもらっています。北イタリアで収穫したラスカスを現地で染めているとのこと。冬の長いヨーロッパアルプスなので 雪解けを待って収穫なので随分入荷を待つことになる花材の一つです。 |