ヨーロッパ花のデザイン

受講生によるフレッシュフラワー・ディスプレイアレンジ体験の展示 U

よみうりカルチャー恵比寿「ヨーロッパ・花のデザイン」講座

第一月曜日・第三月曜日 

 シェーネアルバイテン・ドライフラワー

第1火曜日・第一木曜日・第二土曜日 

 生花中心のフラワーデザイン

日時 2022年5月12日(木)〜17日(火)
場所 よみうりカルチャー恵比寿ロビー

ロココの織物から ぺカンスタイル

リヨンで本格的に絹織物が始まったのは16世紀から。18世紀になって植物を写実的に表現する織物が生まれました。最初リボンの間に花束を散らしていた織物は、やがて花束に縦縞模様が組み合わされるようになりました。こうしてシルクの糸は、花束と縦縞ラインの織物と共にリヨンの町で大きく発展していったのです。ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人やデュ・バリー夫人が好んだ優美な絹織物は、ロココスタイルとして宮廷衣裳や室内装飾に好んで使われています。
今回リビエールでは、ぺカンスタイル(縦縞模様に花)のフラワーアレンジメントを作ってみました。経糸や緯糸を表現する植物、ロココ調の花たちで洗礼された優雅な「ぺカンスタイル」を表現します。そして作品全体でシルクの風合いを出せたら、このデザインは大成功です。このように、花のデザインを暮らしの中から見出せると、文化や歴史も共に楽しめ奥深いフラワーデザインに浸ることができるでしょう。

リビエールが担当するよみうりカルチャー恵比寿「ヨーロッパ花のデザイン」の講座では、定期的に受講生によるロビー装飾体験をしています。今回は木曜クラスからスタート、土曜クラスでメンテナンス、最後は前回のアレンジを担当した火曜クラスが撤去します。
実際に体験して初めて知るちょっとしたテクニックは、個人サイズの花アレンジでは気がつかないところが勉強になります。
自然乾燥でドライフラワーになる花(リモニュームやクラスペディアなど)が使われていますので、メンテナンスは花の補充だけでなくスタイルのバリエーションにまで発展させることができます。テーマに沿ってチームが協力して繋いでいく作品が、即興的に変身していくのも見どころです。


花材

ギガンジューム、スネークボール、クラスペディア、トルコ桔梗、ダスティミラー、ライラック、クレマチス、ディセンドラ、リモニューム

フラワーデザイングループ
 リビエール

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