今年の海外研修はカンポリーグレにあるフィリグラーナ美術館並びに工房見学でした。
果実や組み紐文様の発見に加えて、ミラノ・スフォルツエスコ城ではダ・ヴィンチが描いたマルベリー(桑)の森で、また最近再現された彼の葡萄園でも吹き抜ける透明な風を感じました。
また地中海リビエラのウイステリア(藤)や海の色が光(雷も!)を受けて様々に変わる自然界の色を目に焼き付けて帰国しました。
情報の氾濫する現代、時間は効率よく便利に流れますが、人間の美を追求する想いは日々の営みの中で自然と共に変わらず存在する、と思いました。まだ初期段階の印象をゆっくり解釈して、形にして皆様にお届けするのが楽しみです。
片山理恵子 RIVIERE
NEWS 2017・夏 Vol66
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