第38回創作手工芸展

入選作品はこちらからご紹介しております。

会期 2005年(平成17年)12月11日(日) 〜12月16日(金)
場所 東京都美術館 第一彫塑室B 上野公園内
主催 文部科学省認可 財団法人 日本手芸作家連合会

日本手芸作家連合会ホームページはこちらから  

今回リビエールでは、講師資格申請の作品以外に多数の会員が参加することになりました。各研究会 シェーネアルバイテン講師養成講座 他個人参加など意欲的な作品が出品されます。
下記にリビエールニュースに掲載されました片山先生のメッセージを掲載いたします。

川に学んでこの一年

今年の春号で川のデザイン」(ホームの下段に掲載しております)に言及し、創作活動の始動を告げました。あれからフレッシュを中心としたテーマ装飾が二回、そして今、金銀ドラートを含む多彩な作品がコンクールに向けて集まりつつあります。
通常レッスンプロはデザインよりも指導方法に頭を悩ませます。ところがこの一年、「川」をテーマに皆さんは制作そのものに心を痛めたことと思います。研究会を通してその過程に携わっていると作品にどんどんエネルギーが加わり、入魂の度合いが高まっていくようです。そのような作品には静かな「調和」が感じられ、制作者達の顔が見えてきて好感がもてます。
 個人制作に対し共同制作にはソロとオーケストラに対比されるような難しさがあります。人数が多ければ仕事量で楽になるわけではなく、むしろ意思の調整と統一に時間が掛かるものです。しかし「成し遂げる」という強い意志を持つ者がリーダーとなり、高いレベルをもつ者が何度もやり直し結局作品の平均値が上がっていきます。
希望に満ちた企画段階、具体的な材料の調達、パーツの制作、そして全体をまとめる頃には時間の制約からもう後戻りできないところまで追い詰められます。この段階で自己評価があるはずなのですが、皆さんは如何でしたでしょうか。
木嶋先生と二人「花つむぎ」「国境なき花アルプス」などを制作した頃を思いだします。賞はいただいたものの、結局何一つ満足できず「次はもっと・・・」と歩んできたような気がします。制作しながら、学びながら、まるで「シーシュポスの神話」のごとく、果てしない繰り返し。でもそれは上昇の螺旋と信じています。作品を創造できることは「喜び」であり、そのような共同体に属することはきっと「幸福」なのだと思います。

(片山理恵子)

フラワーデザイングループ
 リビエール

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