第1回ネオジャパニズム特別展覧会
ダイヤモンド賞受賞
ウィーンで開かれたこの展覧会は、現地主催の「オーストリア芸術家協会」と日本の企画運営「1000年委員会」が見事に調和協力した会でした。双方が制作者の視点に立ち展覧会そのものを作り上げていったという感に、世界が密接に連携しているという印象を覚えました。まずは実行委員会に敬意と感謝の拍手を贈りたいと思います。
芸術家協会は世紀末の画家「グスタス・クリムト」がその初代会長を務めました。「時代には時代の芸術を、芸術には自由を」を掲げて100余年、綿々とその精神が受け継がれています。今回リビエールは会長のフェレーラー氏より「芸術家協会ダイヤモンド賞」を授与されました。これは彼の地の伝統を受け継ぎ、現代の感性で再生した作品が更に未来へと続くものであって欲しいと思う私たちの「活動」への賞と理解しました。
数ある賞の中でもリビエールに相応しく、また励みになるのではないでしょうか。制作者としての心の迷いや葛藤を超えて、また制作していく勇気を頂いた気がします。
最後になりましたが、ともに制作に携わったメンバー、並びに突然の海外出張中留守を守ってくださった講師の方々に感謝の念を捧げます。
片山理恵子 木嶋真理子 |