2020年新年にあたって


自然の恵みを求めて

オリンピックの年、2020年が始動し始めました。念頭にあたって今年の課題「自然の恵み」を考えてみました。ここ数年「自然の脅威」は凄まじく、被災は決して他人事ではなくなりました。人類は知恵を駆使してこの脅威を「多いなる恵み」に変えてきましたが、その歴史さえ忘れてしまいそうです。
貴方にとって「自然の恵み」は何ですか? フラワーデザイン界に属する私たちでしたら、植物の持つ心理的効果や生理的効果から「心豊かな暮らし」に思いを寄せることでしょう。人の美意識を研ぎ澄まして作る作品と、 原点から発する行為そのものとのハーモニーが、本物の歓びをもたらしてくれるのではないでしょうか。
洋の美を学び、技術を用いて自分に必要な美を創る、そして用いる上でまた美意識を向上させる、これらの「ようの美」は自然の秘められたエネルギーです。対峙する人次第で、その恵みはより豊かで心地好い結果を生むと信じています。失敗を恐れず、次へのステップにつなげる繰返しの行為、それほど自然には無限の力があります。
私たちも原点に立ち戻って、コピーではない自分の目と技で創作を続けて参りましょう。守るべきは地球規模の自然です。謙虚に、多少の不便さを覚悟して、心に備わった「美」の基準をあげることができれば、豊かな自然の恵みを感じられることでしょう。自然の恵みとはこうした創作活動で培っていくものと思われます。

片山理恵子

リビエール本部が少し機能的にイメージチェンジしました。ホームページやフェースブックに新しく動画も組み込まれています。時代のニーズに合わせた編集を試みています。研究会も従来のフレッシュ ドライ シェーネアルバイテンのジャンル分けから欧州花文化研究会として新し展開をスタートさせていく予定です。

木嶋眞理子(リビエールニュース 編集後記)

フラワーデザイングループ
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