2015

リビエール流思考

 リビエール流思考についてお話ししたいと思います。というのもここ数年外部との比較をする機会が多くなり、あらためてリビエールの思考形態が特徴のある特別なものである事を痛感するようになったからです。とかくフラワーデザイン業界は花をデザインする事から花とのコーディネート(取り合わせ等)で表現するだけと考え更に流行を追い求め様々なデザインを真似る事も多いようです。それではフラワーデザインの先端をいくのではなく二番煎じに甘んじる事ではないでしょうか。
 ではリビエール流思考とはどういうものでしょうか?
たとえば欧風花文化研究会を発足したことを考えてみてください。歴史に始まり 絵画 建築 文様等様々な文化史からデザインの原点を学びそこから新しいデザインを構築する事。
ドライフラワーでは花材を分解して植物の新たな美しさを発見する事。
シェーネアルバイテンでは修道院の技術にとどまらずそこから更に新しいテクニックを作り出す試みと植物とのコラボレーション。
このリビエール流思考がなければリビエールの作品ではないのです。たえず様々な事柄に敏感であり疑問を持ちそれを調べ更にそこから新しい発見をすることの喜び そしてオリジナルなデザインを生み出すきっかけが生まれます。
たゆまぬ努力の末に達成されたデザインは本人にとって価値ある物であり、きっとそこから湧き上がる力を感じさせてくれるものと思います。

木嶋 眞理子

フラワーデザイングループ
 リビエール

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