川の流れ
年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。
2015年のNEWSを前に、これまでのリビエールニュースを読返してみました。丁度1995年から始めましたので今年は20年目にあたり、ワープロ時代の懐かしいものからパソコン編集の今日までが走馬灯のように駆け抜けます。一つ一つの記事はすぐ記憶に甦りますが、全体としてはフェードアウトしそうなリビエールの歴史がそこに綴られていました。想像してみて下さい、20年前の貴女がそこで花と共に輝き、微笑んでいる姿を・・・。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」これは方丈記の初めの一文です。鴨長明は河の流れに託して水の流れは絶え間なく、同じ流れに見えてもそれは決して同じ水ではないという歴史観を説きました。「川」と名付けたリビエールの流れも同様です。リースという変わらぬスタイルを追い続け同じ意識で制作しても、決して同じ作品が生まれる訳ではないのですが、人はそれを「リビエール風」「リビエールらしさ」と呼びます。
今年もこの変化を楽しみ、積極的に挑戦してみたいと思います。方丈記の諦観ではなく、Change
& Carnage! の結果を皆様にご披露したいと念じて新年の抱負といたします。
片山理惠子 |