2006年

古(いにしえ)に学ぶ

今年のリビエールのテーマは『古に学ぶ』
早速研究会では紀元前7世紀に始まるエルトリア美術からスタートしました。その黄金の輝きに魅了され更に黄金を求めて東へと赴きアケメネス朝ペルシャのダイレオスとの一戦 イッソスの戦い・・・紀元前の世界は東へ向うことが文明の窓口と思われていたのでしょう。
 さてケルト人というと その頃西だけではなく東にも向っていることがわかっています。彼らはアレクサンダー大王とその途中で出会っているのをご存知でしょうか。(BC335年)
 ギリシャ神話のアカンサスとローレルの葉の世界がケルト渦巻きの装飾文様の世界と交わり交差する様を想像すると新しい作品が生まれるような予感がしませんか?
 誠文堂新光社『フローリスト』に年間を通して連載されるリビエールのリースは4月8日からスタートします。ここでは最初に『プチ・トリアノン』からCカーブとスクロール(渦巻き)・シェーネアルバイテンのリーフをテーマにしたリースを紹介します。ギリシャ神話のアカンサスの葉とケルトの渦巻き・エトルリアの黄金と音楽の世界・・・実はケルトとアレクサンダー大王との出会い(ドナウ川とモラヴァ川との合流地点)がきっかけで始まったリースとは誰も想像できないでしょう。是非こんな裏話を想像しながら作品をご覧頂きたいと思います。

主宰:木嶋 真理子

フラワーデザイングループ
 リビエール

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